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三重県視覚障害者支援センター

8. 「鑑賞サポートワークショップ」について

 1月26日(金曜日)、三重県障がい者芸術文化活動支援センター、NPO法人シアター・アクセシビリティ・ネットワーク、文化庁の主催にて、三重県文化会館において演劇「メゾン」、「鑑賞サポートワークショップ」が開催されました。

 この演劇は、舞台手話通訳・字幕・音声ガイド付きであり、またワークショップは、演劇を鑑賞するときなどに、鑑賞サポートの必要性、具体的なサポートの知識及び接客を学ぶ方などを対象とした研修プログラムとして各地で開催されています。今回のワークショップは、視覚障がい、聴覚障がいのある方へのサポートを中心に、座学・ロールプレイングプレイ・ディスカッションを行いました。参加者は30名程度でしたが、当事者のみならず三重県文化会館のスタッフの方なども参加されたことにより、今後のコンサートや演劇などを開催するにあたり、会場内でのサポートがレベルアップすることと思いました。

 さて、具体的には視覚障がい、聴覚障がいのある方への基本的な建物内への誘導法や、ホール内での座席の誘導法などを体験しました。また、聴覚障がいのある方が受付に観客として来られた場合の対応方法などもロールプレイとして体験しました。 

ワークショップは、15時30分から18時までの長丁場でしたが、あっという間に時間が流れ、参加者にとって大変有意義な機会となりました。今後も各地でこのような取組が実施され、どのような場所にでも安心して演劇やコンサートなどに行くことができるようになることを期待しています。