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三重県視覚障害者支援センター

サピエ新刊 点字図書案内

 今月は、令和7年7月23日から8月8日までに完成登録された点字図書を10冊ご紹介します。

 尚、デイジーの新刊図書案内については、全国点字図書館新刊デイジー図書目録を毎月貸し出しております。皆様のリクエストをお待ちしております。

【哲学】

1 「数えないで生きる」  岸見 一郎 著  (点字) 3冊

哲学者が考えを深めた末に辿り着いた、日々を価値あるものにするためにできること。

【歴史】

2 「日本人が知らない!世界史の原理」  宇山 卓栄 著  (点字) 6冊

ユダヤとパレスチナ、ロシアとウクライナなど。異色の予備校講師が、現代の闇を通史で解読し、教科書に書けない国際情勢の深層に迫る。

【社会科学】

3 「In Touch触って学ぶ 目の見えない子どもが世界を発見するために」 

アンス・ウィザーゲン ほか著  (点字) 4冊

オランダで視覚障害児・者に教育やリハビリテーション、グループホームなどを提供している専門家が、目の見えない子どもを育てる保護者に向けて、触覚の特性や触覚を通した学び方を解説。

4 「SNS時代のメディアリテラシー  ウソとホントは見分けられる?」  

山脇 岳志 著  (点字) 2冊

よく考え、きちんと対話するための道具として情報を使いこなすためのメディアリテラシーの解説書。

【自然科学】

5 「眠れない夜に読みたくなる宇宙の話80」 宇宙 すずちゃんねる 著  (点字) 2冊

地球誕生から月や銀河、宇宙の果てまでの80テーマで、宇宙の魅力を紹介する。

6 「患者の前で医者が考えていること」  松永 正訓 著  (点字) 3冊

クリニックの選び方から看取りまで、患者の疑問に対する医者の本心を明かす。

7 「医師のぼくが50年かけてたどりついた鎌田式長生き食事術」  鎌田 實 著  (点字) 2冊

簡単に毎日続けられる食事のひと工夫、絶対に食べてほしい食材、レシピのいらない調理法などを紹介。

【小説】

8 「海風」  今野 敏  著  (点字) 4冊

現代へと繋がる、日本の方向性を決定づけた重要な転換期を描く幕末外交小説。警察小説の名手が、“薩長史観”に一石を投じる。

9 「イシュタムの手 法医学教授・上杉永久子」  小松 亜由美 著 (点字)6冊

現役解剖技官が描く、司法解剖のリアル。圧倒的な描写力で、私たちの隣にある「死」について深く考えさせられる、新たな領域に踏み込む法医学ミステリ。

10 「禁忌の子」   山口 未桜 著  (点字)  7冊

救急医の元に搬送されてきた自身と瓜二つの溺死体。旧友の医師と調査を始めるが、鍵を握る人物も死体となって発見される。第34回(2024年)鮎川哲也賞受賞。2025年本屋大賞第4位。