ピックアップ図書
6月になると、お店に初夏の果物が並びはじめ、夏の近づきを感じるようになりました。この時期は、気温や気圧の変化によって発症する気象病などで、体調を崩すことがありますので、ご自愛ください。
では、今月のピックアップ図書ですが、7月にオリンピック、8月にはパラリンピックがフランスのパリで開幕します。今月は、フランスに関する本を9冊ご紹介します。
1 「フランスの高校生が学んでいる10人の哲学者」
シャルル・ペパン 著 (デイジー) 3時間42分 (点字) 2冊
フランスの人気哲学者が、プラトンからサルトルまでの西欧哲学者10人を、
コンパクトかつ通史的に紹介したベストセラー教科書。ギリシャ時代から近代までの哲学の流れが、面白いように理解できる。
2 「物語フランス革命 バスチーユ陥落からナポレオン戴冠まで」
安達 正勝 著 (デイジー) 10時間17分 (点字) 5冊
光り輝く理想「自由と平等」を掲げたフランス革命は、やがて恐怖政治へ突入し、ナポレオンの皇帝即位で幕を下ろす。ドラマに満ちた有為転変をたどりつつ、人々の息づかいや社会の雰囲気を丁寧に追い、革命時代を鮮やかに描く。
3 「フランスの小さくて温かな暮らし365日 大切なことに気づかせてくれる日々のヒント」
荻野 雅代 、桜井 道子 (デイジー) 12時間32分 (点字) 4冊
フランスに住む人たちの何気ない習慣、暮らしに欠かせない食べ物、ふとした幸せなど。365日のフランスの普段の顔を、1日1ページで紹介。
4 「彼も人の子ナポレオン 統率者の内側」 城山 三郎 著
(デイジー) 7時間6分 (点字) 4冊
世界史の上で、最も強烈な光を放った男、ナポレオン。少年兵の体験を持つ著者が、矛盾する大号令を臆面もなくかけ続けた男の素顔に、現地取材して迫る。
5 「狭き門」 アンドレ・ジイド 著
(デイジー) 7時間4分 (点字) 1冊
神を愛するがゆえ、彼を愛せない。二つの愛に苦悩する女性を描いた傑作古典。本当の「愛」とは何か、時代を超えて強烈に問いかけるフランス文学の名作。
6 「悲しみよこんにちは」 フランソワーズ・サガン 著
(デイジー) 5時間18分 (点字) 2冊
太陽がきらめく、美しい南仏の海岸を舞台に、青春期特有の残酷さをもつ少女の微妙な心理を描く。発表と同時に全世界でベストセラーとなり、文壇に輝かしいデビューを飾ったサガンの処女作。
7 「三銃士 ポプラ世界名作童話 25」 アレクサンドル・デュマ 著
(デイジー) 2時間21分 (点字) 1冊
時は17世紀、ルイ13世の治世。銃士になることを夢見てパリにやってきたダルタニャン。憧れの三銃士とともに、王妃さまのピンチを救うためイギリスへと旅立つ。世界中で愛され読みつがれてきた名作。
8 「異常(アノマリー)」 エルヴェ・ル・テリエ 著
(デイジー)15時間6分 (点字) 製作中
なんの繋がりもない人びとが、ある飛行機に同乗したことで、運命を共にする。圧倒的なストーリーテリングと、人生をめぐる深い洞察が国際的な称賛をうける長篇小説。2020年ゴンクール賞受賞。
9 「ジャンヌ・ダルクの生涯」 藤本 ひとみ 著
(デイジー) 4時間30分 (点字) 2冊
13歳で神の声を聞き、17歳で剣を取って祖国フランスの危機を救い、19歳で火刑台に散ったジャンヌ・ダルク。数々の伝説につつまれた「奇跡の乙女」の実像を追い、その生涯の謎を解き明かす歴史エッセイ。