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三重県視覚障害者支援センター

ピックアップ図書

 今年も暑くなりそうです。皆様、熱中症にお気を付けください。

 今月のピックアップ図書は、2024年本屋大賞に関する本を13冊ご紹介します。

▽2024年本屋大賞受賞作品

1 「成瀬は天下を取りにいく」  宮島 未奈 著

               (デイジー) 6時間32分 (点字) 3冊

中2の夏休みの始まりに、幼馴染の成瀬がまた変なことを言い出した。実験のため坊主頭にし、二百歳まで生きると堂々宣言。今日も全力で我が道を突き進む成瀬から、誰もが目を離せない。話題沸騰、圧巻のデビュー作。

▽2024年本屋大賞 ノミネート作品 9冊

1 「水車小屋のネネ」  津村 記久子 著  

              (デイジー) 17時間18分 (点字) 8冊

18歳と8歳の姉妹がたどり着いた町で出会った、しゃべる鳥ネネ。ネネに見守られ、変転してゆくいくつもの人生。助け合い支え合う人々の、40年を描く長編小説

2 「存在のすべてを」  塩田 武士 著

              (デイジー) 17時間3分 (点字) 製作中

30年前に発生した誘拐事件。新聞記者の男は、被害にあった男児の「今」を知る。事件の真実を求め、再取材を重ねた結果、ある画家の存在が浮上する。  

3 「スピノザの診察室」  夏川 草介 著  

              (デイジー) 8時間10分 (点字) 製作中 

京都の地域病院で働く内科医は、シングルマザーだった最愛の妹が、若くして闘病の末にこの世を去った時、1人残された甥と暮らすために、激務である大学病院を去り、町医者として働く決意をした。

4 「レーエンデ国物語」  多崎 礼

               (デイジー) 15時間42分 (点字) 製作中

英雄の父と旅に出た貴族の娘ユリア。呪われた地レーエンデで出会ったのは、寡黙な射手トリスタンだった。ユリアは、はじめての友達、はじめての仕事、はじめての恋を経て、やがてレーエンデ全土の争乱に巻き込まれていく。

5 「黄色い家」  川上 未映子 著 

                (デイジー)18時間51分 (点字) 製作中

十七歳の夏、親もとを出て「黄色い家」に集った少女たちは、生きていくために、カード犯罪の出し子というシノギに手を染める。人はなぜ罪を犯すのか。世界が注目する作家が初めて挑む、圧巻のクライム・サスペンス。  

6 「リカバリー・カバヒコ」  青山 美智子 著  

                 (デイジー) 5時間45分 (点字) 3冊

公園の古びたカバの遊具に触れると、治したい部分が治るという。マンションの住人達は、それぞれの悩みを遊具に打ち明ける。悩みに寄り添う連作短編集。

7 「星を編む」  凪良 ゆう 著  

                (デイジー) 9時間55分 (点字) 5冊

「汝、星のごとく」の先に描かれる、繋がる未来と新たな愛の形。  

8 「放課後ミステリクラブ 1 金魚の泳ぐプール事件」知念 実希人 著   

                (デイジー) 1時間35分 (点字) 1冊

夜の学校。プールに放たれた金魚。だれが、なんのために? 4年1組の通称「ミステリトリオ」が、先生の依頼で動き出す。児童書本格ミステリ。

9 「君が手にするはずだった黄金について」  小川 哲 

                 (デイジー) 製作中 (点字) 製作中

著者自身を彷彿とさせる「僕」が、怪しげな人物たちと遭遇する6つの連作短篇集。

▽2024年本屋大賞 翻訳小説部門 3冊

1 「ようこそ、ヒュナム洞書店へ」  ファン・ボルム 著  

                 (デイジー) 製作中 (点字) 製作中

ソウル市内の住宅街にできた書店にやってくるのは、それぞれに悩みを抱えたふつうの人々。新米店主と店に集う人々の、本とささやかな毎日を描く。本屋大賞翻訳小説部門第1位。

2 「卒業生には向かない真実」  ホリー・ジャクソン 著  

                 (デイジー) 18時間32分 (点字) 製作中

大学入学直前の主人公に、ストーカーの仕業と思われる出来事が起きていた。過去の連続殺人との類似点に気付いた彼女は調査に乗り出す。シリーズ完結編。

3 「不便なコンビニ」  キム・ホヨン 著  

                  (デイジー) 製作中 (点字) 製作中

ソウルの片隅でひっそり息づく不便なコンビニ。生きづらさを抱えて生きる、コロナ前夜のソウルを舞台に、そこに集う人々の笑いと涙の物語。