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三重県視覚障害者支援センター

ピックアップ図書

 10月になると、長かった暑さもひと段落して、やっと秋めいてきました。

 秋といえば、食欲の秋、読書の秋、スポーツの秋、行楽の秋などがありますが、ご無理なさらず、ご自分のペースで、実り豊かな秋をお過ごしください。

 では、今月のピックアップ図書ですが、作家デビュー100年の節目を迎えた、江戸川乱歩さんの本を3冊と、18年ぶりにセ・リーグ優勝を果たした、阪神タイガースの元選手で、7月にご逝去された、横田慎太郎さんの本を1冊、合計4冊をご紹介します。

1 「江戸川乱歩傑作選」 

江戸川 乱歩 著 (デイジー) 9時間 (点字) 5冊

 特異な暗号コードによる巧妙なトリックを用いた「二銭銅貨」、苦痛と快楽と惨劇を描いて著者の怪奇趣味の極限を代表する「芋虫」など、乱歩の初期を代表する傑作9編を収める。

2 「明智小五郎 はじめてのミステリー名探偵登場!」 江戸川 乱歩 著 

(デイジー) 3時間41分 (点字) 2冊

 お洒落でスポーツ万能、変装の名人で神出鬼没。射撃や腹話術や飛行機の操縦までできてしまうスーパースター、それが明智小五郎。2編を収録。作品解説と読書ガイド、クイズも掲載。

3 「少年探偵 江戸川乱歩全集3 少年探偵団」 江戸川 乱歩 著 

(デイジー) 5時間41分 (点字) 2冊

 東京に出現した得体の知れない黒い魔物。小林少年を団長とする少年探偵団のメンバーが、力を合わせてこの魔物と対決する。

4 「奇跡のバックホーム」 横田 慎太郎 著 

(デイジー) 4時間14分 (点字)2冊

 プロ4年目で脳腫瘍の宣告。18時間に及ぶ大手術、回復しない視力、24歳での引退。野球人生の始まりから、闘病生活、育成選手としての復帰、引退試合での奇跡のバックホームまでを綴る。