ピックアップ図書
二十四節気の大暑の時期が近づき、一年でもっとも暑さを厳しく感じる時期を迎えます。コロナの制限も解除となり、外出することが多くなると思われますので、皆様ご自愛ください。
今月のピックアップ図書は、点字毎日で紹介された本を4冊と、2023年上半期のベストセラー本を5冊、合計9冊をご紹介します。
▽点字毎日で紹介された本4冊
1「光に向かって爆走人生! 昔裏社会、今校長」
しげき 著 (デイジー) 1時間47分 (点字) 3冊
還暦を過ぎた校長が、18歳の夏に医師から「2年以内に失明する」と告げられ、裏社会を飛び出し、教育に情熱をかけ、走り続けた日々を回想する。
2「お好み書き 見えない人の『ちょっと世間話』」
水谷 昌史 著 (デイジー) 8時間1分 (点字) 4冊
「真のバリアフリー」を求めて、物言う視覚障害者の、ちょっと毒を含んだエッセイ集。
3「ブラインドロードの旅 『幸せさがし』から『言葉さがし』『歴史さがし』へ」
高林 正夫 著 (デイジー) 8時間22分 (点字) 製作中
「幸福な王子」や「田園交響楽」、グリム童話、ギリシャ悲劇など。示唆に富む物語世界を視覚障害者の視点から読み解く。
4「コレぜ~んぶUDなんです ‼」
伊藤 順子 著 (デイジー) 4時間2分 (点字) 2冊
障害のある人はもちろん、健常者にも便利で役立つUD(ユニバーサルデザイン)。NPO法人の理事長を務める著者が綴る、UDについての知識が深まる本。
▽2023年上半期ベストセラー本5冊
1「街とその不確かな壁」
村上 春樹 著 (デイジー) 制作中 (点字) 製作中
その街に行かなくてはならない。なにがあろうと。古い夢が、奥まった書庫でひもとかれ、呼び覚まされるように、封印された物語が深く静かに動きだす。総合ランキング1位。
2「岸辺露伴は倒れない 短編小説集」 荒木 飛呂彦 原作
(デイジー)6時間52分 (点字)製作中
漫画家・岸辺露伴が遭遇する数々の奇譚とは!?「岸辺露伴は動かない」シリーズの短編小説集。新書フィクション部門1位。
3「日本史を暴く 戦国の怪物から幕末の闇まで」 磯田 道史 著
(デイジー)6時間52分 (点字)製作中
古文書と格闘し続ける著者が戦国、江戸、幕末の「歴史の裏側」を明らかにする。新書ノンフィクション部門1位。
4「バカと無知」 橘 玲 著 (デイジー)7時間23分 (点字)製作中
正義のウラに潜む快感、善意の名を借りた他人へのマウンティング、差別、偏見、記憶など。科学的知見から「きれいごと社会」の残酷すぎる真実を解き明かす。新書ノンフィクション部門2位。
5「クスノキの番人」 東野 圭吾 著
(デイジー)13時間35分 (点字)8冊
その木に祈れば、願いが叶うと言われているクスノキ。その番人を任された青年と、クスノキのもとへ祈念に訪れる人々の織りなす物語。文庫本総合1位。