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三重県視覚障害者支援センター

4. 盛況だった日常生活用具等展示会(1月11日)

 1月11日(木曜日)、三重県社会福祉会館3階講堂にて「日常生活用具等展示会」を開催しました。

 今年は県外から14事業者等に出展いただき、拡大読書器やルーペ、白杖、日用品などの商品が展示され、視覚障がい者の方46人、付添30人、合計76人の方にご来場いただきました。

 今回は、視覚障がい者向けに開発された新型Androidスマホやパソコンソフト、携帯型OCRマルチプレーヤーや遠隔援護サービス専用カメラシステムなどのブースに人が集まっていました。また、初出展の視覚障がい者単独歩行ナビゲーションシステムのブースには、実際靴に装着し振動により足元からルート情報を直感する体験ができるとあって、列ができていました。体験された方は、足の甲やかかとに携帯電話のマナーモードに似たような振動をはっきり感じることができたと話されていました。参加いただいた皆様の中には、事前に商品のことを詳しく調べてみえて熱心に質問されている方もみえました。

 出展いただいた事業者にお話を伺かったところ、「今回の展示会で初めて紹介させてもらう商品をすでにご存じの方が多くいらっしゃった」「昨年初めて出展させてもらい、実際購入いただいた方が今年もお越しいただき、使い心地など直接意見を聞くことができて大変参考になった。今後の開発に活かしたい」「地震の影響もあり防災グッズに関心を持たれ、質問が多かった」など、事業者の皆様も展示会を通じて多くの収穫を得られたようでした。

 今年の展示会は、様々な制限から解放されたこともあってか、来場者同士で情報交換をしたり、ボランティアの方との会話も弾んだりで、楽しそうな声があちらこちらから聞こえてきました。

 なお、今回の展示会で受付及び案内サポートの運営にご協力いただきました、ボランティアの皆様には厚く御礼申し上げます。