9. 投稿 俳句・短歌
俳句
寒き朝 ティータイムする ゆっくりと
浦西 真弓
短歌
竹の根の三輪咲きの梅の花
部屋の隈(くま)まで香りゆたかに
柿野 豊嘉
真白なるヴェールのむこう底ごもる
計画されし「死」の不完全
(ましろなる ヴェールのむこう そこごもる けいかくされし 「し」のふかんぜん)
二宮 銀鏡
年の瀬に倒れた母を抱き起し
運の強さに胸なでおろす
96歳の母が年末に玄関で手すりを握りそこね転倒しました。すごい音がしたので「骨折」・「手術」・「寝たきり」・「認知症」という単語が頭に浮かび緊張しましたが、慎重に立たせてみたら変わったところがなくほっと胸をなでおろしました。
松阪のしょうちゃん
この地より今年の恵方手を合わせ
健康寿命運任せとし
美栄子