9. センターアンケート結果
令和6年1月18日(木曜日)から2月16日(金曜日)まで実施しましたセンターアンケートにつきましては、多くのセンター利用者の皆様にご協力を頂き、心からお礼申し上げます。 本年度は、皆様のお住まいや年齢などのご自身のこと及びセンター利用について並びに情報の取得・利用などの項目に加え、同行援護やセンターの普及啓発に繋がる項目を設けました。結果については以下のとおりです。
なお、原則「回答なし」「その他」とお答えの人数は除いております。(発送数1,128人、回答343人、回答率約30%)
(1) お住まいについて
北勢地域131人(38%)、中勢地域125人(37%)、 伊賀地域30人(9%)、南勢志摩地域48人(14%)、紀北・紀南地域8人(2%)です。ご回答のあった342人のうち、北勢地域と中勢地域にお住まいの方が合計256人で全体の約75%を占めています。
(2) 年齢について
10代(5人)、20代(6人)、30代(5人)、40代(25人)、50代(43人)、60代(60人)、70代(123人)、80代以上(76人)でした。ご回答のあった343人のうち、70歳以上の方が199人(約58%)、60歳以上の方が259人(約76%)となりました。
(3) 障害者手帳について
お持ちの方(332人)、お持ちでない方(9人)。
(4) 障害者手帳の等級について
1級(162人)、2級(124人)、3級(13人)、4級(13人)、5級(14人)、6級(6人)、なし(4人)でした。ご回答のあった336人のうち、1級は全体の約48%。1・2級を合わせると全体の約85%となりました。
(5) センター利用について
大変よく利用(44人)、時々利用(113人)、ほとんど利用していない(96人)、全く利用していない(90人)でした。 回答のあった343人のうち、大変・時々利用している方が157人(約46%)、ほとんど・全く利用していない方は186人(約54%)でした。昨年度とほぼ同率で、利用していないが利用しているを少し上回っています。
(6) センターのことを知った場所等について
ご回答のあった339人のうち、多い順に市町等の行政の窓口117人(約35%)、次に家族・知人81人(約24%)、続いて病院・診療所(眼科医等)61人(約18%)、広報誌14人(約4%)で、その他(盲学校ほか)は66人(約19%)でした。市町等の行政の窓口をはじめ、引き続き普及啓発を続けていきます。
(7) 点字図書館の利用について
よく利用(60人)、時々利用(38人)、ほとんど利用していない(60人)、全く利用していない(184人)でした。ご回答のあった342人のうち、よく利用、時々利用している方は98人(約29%)、ほとんど、全く利用していない方は244人(約71%)となり、利用していない方が大きく利用される方を上回っています。引き続き、センター機能の周知を強化していく必要があります。
(8) 外出の方法について(複数回答可)
ご回答のあった547のうち、多い順に家族か知人の付添が234、次にガイドヘルパー等を依頼するが95、続いて白杖を使用してひとりで出かける91、白杖を使用せずひとりで出かける66、タクシー58、盲導犬3という順でした。家族か知人の付き添い、ガイドヘルパー等を合わせると329で全体の約60%を占めています。
(9) 地元に同行援護の事業所がありますか
ご回答のあった317人のうち、事業所が有る183人(約58%)、ない91人(約29%)。なお、43人(約14%)の方がわからないという結果でした。同行援護事業の認知度を高めていくことも必要です。
(10) センター訪問の際、利用するものについて
ご回答のあった303人のうち、交通機関(バス、電車など)が143人(約47%)、自動車(タクシーを含む)137人(約45%)、その他(徒歩など)23人(約8%)でした。現在のセンター所在地は、比較的交通機関を利用しやすい立地だと考えられますが、交通機関と自動車等の利用が、ほぼ半数ずつとなっています。
(11) 障害者情報アクセシビリティ・コミュニケーション施策推進法」について
ご回答のあった334人のうち、内容をよく知っている4人、ある程度は知っているが詳しくは知らない52人、名前だけ知っている65人、名前も知らない213人でした。内容をご存じない方が278人と全体の約83%を占めています。引き続き、法の内容等を広く普及啓発していきます。
(12) 情報を得るため重要な手段について(複数回答可)
ご回答のあった993のうち、多い順に家族・友人・介助者186、テレビ167、ラジオ148、スマートフォン・タブレット端末119、デイジー図書92、携帯電話84、パソコン76、書籍・新聞・雑誌65、点字45、ファックス11となりました。家族や友人など人を通じてや、メディア並びにスマートフォン・パソコンなどITを活用しての情報収集が重要と考える方が多い結果となっています。
(13) (パソコンを使用していたことがある方へ)主に使用しているパソコンの種類について
ご回答のあった162人のうち、ノートブック型103人(約64%)、デスクトップ型37人(約23%)、タブレット型22人(約14%)でした。
(14) スマートフォンについて
ご回答のあった328人のうち、持っている174人(約53%)、持っていない145人(約44%)、今後持とうと考えている9人(約3%)となりました。持っている方が半数以上となりました。
(15) メール利用について
ご回答のあった333人のうち、利用している173人(約52%)、以前利用していた29人(約9%)、利用していない121人(約36%)、今後利用したい10人(約3%)でした。ほぼ半数の方が利用しています。
(16) インターネット利用について
ご回答のあった330人のうち、利用している160人(約48%)、以前利用していた25人(約8%)、利用していない137人(約42%)、今後利用したい8人(約2%)です。ほぼ半数の方が利用されており、昨年度と同率です。
(17)(インターネットを利用される方へ)困ったことについて(複数回答可)
ご回答のあった405のうち、多い順に障がいに配慮したホームページが少ない61、欲しい情報が無い、また見つけるのが難しい57、障がいを補う機器やソフトが少ない53、コンピュータウィルスや不正アクセスによる情報流出が心配46、障がい者向きの内容が少ない43、わからないことがあったときに相談する人がいない40、パソコンの操作がやりにくい35、パソコンの使い方がわかりにくい33、通信費用が高い31、利用者同士のトラブルが怖い6でした。昨年度とほぼ同じ順です。
(18) 今後も注力していくと良いと考えられるセンター業務・サービスについて(複数回答可)
ご回答のあった923のうち、多い順に日常生活用具の展示・紹介サービス163、生活相談・訓練・指導158、情報誌や図書だより等による情報提供サービス128、ITサポート(情報支援)124、点訳・音訳ボランティアの育成及び支援について90、図書館サービス85、ハイキングの実施や奉仕員の会との交流会や社会参加促進事業62、小中学校、大学等に対する学習機会の提供サービス52、特に注力すべきものはない43、新たなサービス18でした。昨年度とほぼ同じ順です。
(19) 自由記述について、多い意見を一部掲載させていただきます。
- センターの立地等について(駅から少し遠い・車でとなると遠くて気軽に行けない・自分の市町にあれば良い・各地域で事業を実施してほしいなど)
- IT・スマホの講習会の実施
- 交流会の開催
また、センター職員への感謝とねぎらいの言葉も多くいただきました。アンケートの結果を受けまして、センター利用者の方々がさらに満足いただけますよう、職員一同、センター機能の創意工夫に取り組みながら、事業の推進に努めてまいりますので、引き続きご理解・ご協力等よろしくお願いします。