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三重県視覚障害者支援センター

8. グランドソフトボール部活動報告

 「はなしょうぶ」11月号にてお知らせしました、特別全国障害者スポーツ大会「燃ゆる感動かごしま大会」が、10月28日(土曜日)から30日(月曜日)にかけて開催され、協会グランドソフトボール部はこのかごしま大会に参加してきました。成績は、3位!銅メダルを獲得しました。

 まず、10月28日(土曜日)の第1試合では、福島県チームと戦い、7対2で勝つことができました。試合は、1回裏に福島県チームに1点入れられ、当チームは何かエンジンがかからない感じでしたが、2回表に6点入れたことで良いムードとなりました。最終回に、相手チームに1点奪われましたが、当チームも1点入れることができ、勝利しました。

 第2試合は、福岡県チームと対戦し14対0で惨敗しました。福岡県チームは、良いバッティングが続き、また、守備も特に「スーパー全盲」と言われているレフトを守る全盲の選手が、ボテボテの内野ゴロを取るなどの活躍をし、そのため当チームがゴロを打つとほとんどアウトにされました。福岡県チームには、2017年開催の全国障害者スポーツ大会えひめ大会の時にも惨敗しているので、今度こそはと思っていましたが、負けてしまいました。

 29日(日曜日)は、東京都チームと3位決定戦となり、3対2で勝利しました。試合は、東京都チームに1回裏、3回裏にそれぞれ1点ずつ入れられ、何か嫌なムードで試合が進みましたが、当チームが5回表に1点、6回表には2点加え逆転し、その裏の相手チームの攻撃を0点に抑えたため、勝つことができました。逆転できたのは、監督のK選手自らが、「俺が代打で出る」と言ってライト前ヒットを打ち、3点目が入ったためです。「やはり、監督はすごいなー」と皆から言われていました。この3試合で、バッティングは皆、何かうまくいかない感じでしたが、全盲選手の守備は良かったと思います。ピッチャーも、気迫の入ったピッチングでした。また、グランドソフトボール部に付き添ってくれた、県職員の方、ボランティアの学生さんたちには大変お世話になりました。宿泊ホテルは、少し古かったですが砂風呂もあり、ホテルの方も親切な人ばかりで大変良かったです。

 30日(月曜日)には、グランドソフトボール部全員が新幹線に乗り帰路につきました。かごしま大会の期間、誰も怪我が無く、無事に帰路につけました。なお、グランドソフトボール部は、泊りなどの試合に行くと事件が起こります。今回は、大阪からいつも手伝いに来てくれるO選手が、新幹線に乗り遅れましたことを最後にご報告いたします。