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三重県視覚障害者支援センター

7. 女性部の集いに参加して

女性部 眞伏 誠子

 令和5年12月14日(木曜日)10時30分から15時まで、視覚障害者支援センターで「女性部の集い」が開催されました。午前中は「おしゃれなスカーフの結び方」を講師の三重点訳グループ「てんてん」の吉田昭美先生に教えていただきました。昼食を挟んで午後は、co-opみえの説明会でした。

 7月6日以来の「集い」です。大研修室にヘルパーさんと入ると和やかな雰囲気です。参加した15名は5ヶ月ぶりの再開を心待ちにしていたのでしょう。気持ちが溢れています。

 吉田先生が準備していただいたスカーフが配られました。

 まず、正方形は三角形に折り左右両肩にふんわりとかけ、胸元で左右の端を摘まんで軽く固結びをします。おしゃれです。次に、約20センチから約30センチ幅、長さは約1メートル50センチ前後の長方形スカーフです。最初は簡単で無造作に首に1周させ、左右の端を片側の肩の前後に流します。私の経験ですが春嵐の頃、マスクを着けていなければ、風が強いときには口元を抑えます。(アフガン巻き)

 最後は少々難しい巻き方ですが、とても実用的な2重巻きです。約2メートルのスカーフをさっくりと2重に巻き 胸元の左右の端をそろえます。垂れ下がった部分を輪っかに片方ずつ通します。そして、ふんわりと蝶々結びをします。首に沿い結び目が解けず、スカーフの崩れる心配がありません。その上、高齢者にとって、首もとから胸元に美しく映え、気持ちまで華やぎます。 

 スカーフは、おしゃれ着か保温とか、または風から護るものと思っていました。しかし、自分の心を和ませるばかりか周囲の人々の心を穏やかにし、しかも会話を弾ませる。私にとってはスカーフに対する開眼でした。

 Googleに「スカーフのつけ方」と記入して検索をかけてみてください。吉田先生のお声は届いていたでしょうか。

 さて、午後の部はco-opみえについてです。3人の社員がそれぞれの担当を説明してくださいました。私は5年来の利用者です。とても親切な対応で、音声端末機の貸し出し、さらに、自宅サポートもしてくださいます。視覚障がい者にとって、日常生活が円滑になります。

 今回の「集い」に沢山の感謝を申し上げなければなりません。大研修室を貸してくださいましたセンター、そして、女性部の依頼を快諾してくださいました講師の吉田先生、お手伝いいただきました点訳グループ「てんてん」及び「声のポスト」のボランティアの皆さん、並びに「おしゃれなスカーフの結び方」を企画してくださいました女性部の役員の皆様にです。ありがとうございました。皆様、半年後には互いに元気にお会いいたしましょう。