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三重県視覚障害者支援センター

6. 朗読録音奉仕者感謝行事選考結果の報告

 公益財団法人鉄道弘済会主催の「第52回朗読録音奉仕者感謝行事(東海地区表彰)」が9月7日(水曜日)、名古屋マリオットアソシアホテル(愛知県名古屋市)で開催されました。

 鉄道弘済会では、録音図書製作に携わっているボランティアの方々の活動に対して感謝の意を表するととともに、活動の一層の充実と発展のため、1971年より社会福祉法人日本盲人福祉委員会との共催で「朗読録音奉仕者感謝の集い」を全国8箇所で開催しています。

 この度、視覚障害者支援センターからの推薦で以下の2名の方が選出されました。

(1)東海地区表彰受賞者

 ①デイジー編集奉仕者  

  塚本 裕子さん「三重県声のポスト友の会」

 ②朗読録音奉仕奨励賞

  奥野 憲子さん「伊勢市ひばり朗読奉仕会」

 授賞式は表彰式と食事会の二部構成で、受賞者7人を含め関係者25名ほどが参加し、華々しく開催されました。表彰式では代表として鉄道弘済会常務理事から「ここで受賞された方々に深く感謝します。社会貢献をすることでそれが巡り巡って自分に返ってくること。また皆さんには一人でも多くの後継者育成に励んでいただきたい。」とスピーチがありました。

 利用者代表兼審査員の方からは「カセットからCDへCDからインターネットへ時代が変化している。特にデイジー編集はカセット時代にはなかったもの。皆さんはそんな時代の流れに沿って日々勉強を重ねられていることに感謝します。」と、労いの言葉が印象に残りました。また、今回受賞された方々が手掛けた録音図書の紹介もあり、レベルが高く、聴きごたえがありました。

 食事会では、受賞者からのご挨拶とそれぞれの苦労話が披露されました。「本の細かい字が見えにくくなり、音訳したものを校正していただいたときに、間違いを指摘されてばかりで自信を無くしてしまう。」など音訳者ならではの苦労話や「これからもっと貪欲に知識を付け、さらにレベルアップをしていきたい。」という力強い言葉もあり、とても前向きな気持ちになりました。

 今回授賞式に出席された塚本さんからは、「大変名誉な賞をいただき光栄に思います。利用者の皆様に励まされここまで活動できました。ありがとうございます。今後も、自分自身の音訳技術・編集技術を磨き続け、さらなる躍進に繋げたいと思います。また自身の所属グループだけでなく周りの音訳グループと共にさらに音訳活動を盛り上げていきたいと思います。」と感謝のお言葉をいただきました。