5. 点字ブロックについて
3月18日は「点字ブロックの日」です。点字ブロックは、1967年3月18日に世界で初めて岡山市に敷設され、その後全国に広まりました。2001年に日本でJIS規格が定められ、2012年には、国際規格が定められました。現在では、歩道・駅・公共施設だけでなく、民間の施設にも広く設置されています。正式名称を「視覚障害者誘導用ブロック」といい、見た目が点字に似ていたことから、「点字ブロック」と名付けられました。点字ブロックについて紹介します。
[種類と特徴]
① 誘導ブロック(線状ブロック)
「誘導ブロック」は、進行方向を示すブロックです。
線が並んだ形状をしているため、「線状ブロック」とも呼ばれています。
視覚障がい者がブロックの突起を足の裏や白杖で確認 しながら突起の方向にしたがって進むことができるようになっています。
② 警告ブロック(点状ブロック)
「警告ブロック」は、注意すべき位置を示すブロックです。点が並んでいる形状をしているため、「点状ブロック」とも呼ばれています。
階段前、横断歩道前、誘導ブロックが交差する分岐点、案内板の前、障害物の前などに設置されています。
③ 内方線付き点状ブロック
鉄道のホームなどで見かけるもので、一本の線状突起と複数の点状突起を組み合わせた点字ブロックです。誘導と警告を示します。点状突起側が線路、線状突起側がホームと定められています。
点字ブロックは視覚障がい者にとって、安全を認識する道しるべです。全盲の障がい者だけでなく弱視の障がい者も多く、使用します。黄色い点字ブロックが歩道にあるとよく目立ち、弱視者はその色を認識し、歩道を逸れずに安全に進むことができます。
最近では、これらの既存の点字ブロックに黒丸や三角形のマークをつけて、それをスマートフォンで読み取ることで、人工知能が視覚障がい者の単独歩行に必要な情報を音声で伝えるというAI音声情報案内サービスの取り組み等も東京や金沢で始まっています。
点字ブロックが街に浸透していても、安全に歩行するために設置された点字ブロックの上に自転車等が置かれたり、立ち止まって喋っていたりする人を見かけます。駅では、点字ブロックの上にキャリーケースなど荷物を置きスマホに夢中の人など、意識がスマホに向いている人が多くみられます。「点字ブロックの上に立たない」「点字ブロックの上に物を置かない」これだけでも守ってほしいと願うばかりです。