4. ハイキングに参加して(10月5日)
辻本 和仁
10月5日(木曜日)、ハイキングに参加しました。今年度は、松阪市の散策でした。参加者は、視覚に障がいのある方が25人、付添の方とセンターボランティアさんが34人、センター職員さんが3人の総勢62人とのことでした。JR松阪駅前10時集合で、日程説明や道路歩行の注意事項をいただいた後、全体が5班に分かれ、それぞれにガイドボランティアさんに付いていただき、順に出発となりました。
駅前を南下し、右折して旧伊勢街道を歩きます。当日のお天気は曇り。暑くもなく寒くもなく、風も適度にあり、まさに歩くには最適な日でした。班ごとに説明を聞いたり、お互いにお喋りを交わしながら歩を進めていきます。長谷川家前から阪内川沿いを通り、小津家、三井家発祥の地前を通過して行くと、改めて松阪の豪商の業績と歴史に心を揺さぶられたような気持ちになりました。三井家ゆかりのライオン像に触った後、豪商ポケットパークで小休止、松阪もめん手織りセンターで機織りの音にまったりし、観光交流センターの2階では参宮街道のにぎわいをテーマとしたパネル展示を説明してもらい、多くの偉人や独特の文化が生まれた松阪のヒミツや魅力を紹介したシアター映像の上映も視聴しました。帰路では、本居宣長が初めて賀茂真淵と出会った旅宿と歌手のあべ静江さんの実家前も通って、12時過ぎに駅前に戻ってきました。
途中道路の狭い箇所もあり、抜け道として通っていく車が何台もありましたが、その都度ガイドさん、ボランティアさん、スタッフさんがみなさんで声掛けをしていただき、安心安全にハイキングを楽しむことができたと思います。私は気を配って立ってもらっている姿を眼にとめることはできず、それゆえ気づかずお礼も言えず通り過ぎてしまっていただろうと思います。ここで改めて感謝を申し上げたいと思います。おかげでとてもよい時間を過ごすことができました。ありがとうございました。