16. 投稿 俳句・川柳・短歌
俳句
久方に 句をと思い 春うらら
伊藤 ゆう子
味噌汁の 匂う小路や つるし雛
白藤
川柳
春を呼ぶ 梅のつぼみの 暖かさ
カラオケおばあ
貯金なし 振り込め詐欺も 知らん顔
とんとんまる
(水無月会 石田 寿子選)
寝正月 マスクの下は 無精ひげ
広田 和一
妻への愚痴 マスクに出して ゴミ箱へ
長野 徳
保護色に 馴染みわたしを 見失う
楠木 博子
短歌
車窓から 紅梅生(こうばいしょう)の 花をめで 今年も多く芽をつけてくれ
柿野 豊嘉
母にある 優しさ強さ 私にも 流れてほしい 繋いだ手から
倉田 隆子
いつもより 寒さ厳しき 日々過ぎて 陽ざし明るき 球春到来
今年の1月はいつもより寒い日が多かったように思いますが、立春が過ぎ陽ざしが明るく感じるようになりました。私が仕事で少し関わらせていただいている方の血縁者に有名な若手プロ野球選手がおられることが分かったので私はいつも以上に開幕が待ち遠しい毎日です。
松阪のしょうちゃん
我が里に すでに過疎化が 押し寄せた Kさんちの灯り 消えじつに寂し
隣のあかりが突然の出来事で電灯が消えました。春を前にして、寂しくなりました。
美栄子