14. 事務局より「ちょこっとおいしいお話」早春編
鶯の初音が聞かれる頃になりました。
春の皿には苦味を盛れ、ということわざがあります。
県特産のなばなや、菜の花、ふきのとう、よもぎ、せりなど春の訪れを告げる野菜や山菜には、苦味のあるものが沢山あります。
子どもの頃苦手だった苦いものが、大人になるにつれ好きになった、という方も多いと思います。甘味、塩味、うま味、苦味、酸味という5つの基本の味のうち、私たちが最後に覚える苦味。植物は、害虫や紫外線などから自らを守るために苦味のもとを蓄えるそうで、その苦味や香りは、私たちの体の新陳代謝を上げ、寒い冬の間に溜まった老廃物を出して、この先変わってゆく季節に備えさせてくれます。
出回る時期が短いものもあり、いつの間にか旬を逃してしまうこともある春先の野菜や山菜。油と合わせると、菜の花など緑黄色野菜に多いβ-カロテンの吸収が良くなったり、苦味を和らげてくれたりと相性が良いため、新鮮なうちに天ぷらや炒め物にするのは食べやすくおすすめです。茹でたり、あく抜きをしたりした後に、白和えや酢味噌和え、また炒り卵などと和え物にしてみても。桃の節句も近づく春の楽しみはつきません。
ただし、食べ過ぎはかえって体の負担になることもあります。注意しましょう。



