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三重県視覚障害者支援センター

14. 投稿 俳句・川柳・短歌

俳句

薫風に 赤子ご機嫌 えくぼかな

                      伊藤 ゆう子

漆黒の 冷気に火の粉 舞う蛍

                       倉田 隆子

居眠りて ラテン聴く午後 老の夏

                          白藤

川柳

朝早く 目覚ましよりも 腹がなる

                     カラオケおばあ

神様は 家にもいます 大女将

                      とんとんまる

(水無月会 石田 寿子選)

里へ行き ひとり留守番 カップ麺

                       広田 和一

1人ぽっちは 先に進めぬ 暗い道

                      鈴木 三枝子

朝市に 地場のぬくもり てんこ盛り

                       楠木 博子

短歌

手を取りし 香り高くす トマト畑

          実り多くは 農夫の想い

                       柿野 豊嘉

連休で ひ孫集いて 母笑顔 

仏壇の父 うらやましそう

 5月の連休に偶然母にとってはひ孫が全員揃う日がありました。すべて女の子で5人、母はみんなに囲まれ写真を撮ってもらい、とてもうれしそうでした。仏壇の写真の父はそれを見ていてすごくうらやましかったのではないかと思います。

     松阪のしょうちゃん

コジュケイは ちょっと来い ちょっと来い 

我を呼ぶ 迎えはいらぬ まだまだ元気

 渡り鳥コジュケイが鳴く声は、人を呼んでいる声に似ているのです。空から呼ばれているようで。(笑)

 美栄子