本文に移動

三重県視覚障害者支援センター

13. 女性部のつどいを開催しました

 令和5年7月6日木曜日、県視覚障がい者支援センターにて、女性部のつどいが開催されました。

 会場は、久しぶりにお目にかかる皆様の明るく弾んだ声でいっぱいでした。年齢は感じられません。

 まず初めは、県視覚障害者協会中島会長の「介護支援」のお話で、「同行援護」との違い等々、説明を受けました。皆様、とても真剣に聴いてみえました。

 次は、理学療法士の方からのご指導で「指体操」です。 いくつかの項目を練習しましたが一部紹介させていただきます。

(1)指離し

 両手をしっかり合わせておいて(合掌)、1から10まで数を数えながら親指から順に指先だけをゆっくりと離して戻します。小指まで行ったら、同じように指を離しては戻す動作を繰り返し順に親指まで戻ります。1本ずつ指先を離し戻す運動です。

(2)遅れ指折り

 片方の手の親指を前もって曲げて置き、次に数を数えながら親指を曲げた側の手の人差し指と反対側の手の指を一緒に曲げます。次に、先に親指を曲げたほうの手の中指と反対側の手の人差し指を曲げます。このように片方の手が一つ遅れた形で指折りを続けます。先に親指を曲げておいた方の手が小指に行ったとき、もう一方の手は薬指を曲げることになります。小指まで曲げた側の手は、今度は伸ばします。

 反対側の手は、それと同時に小指を曲げることになります。そのまま順に指を伸ばしていき、最後に「10」と数えた時に片手は親指を曲げた状態で、反対側の手は伸びているというように運動する前の状態になります。

(3)「栄冠は君に輝く」のメロディーに合わせて指体操

 グー・チョキ・指狐・パーの4つの指の形を音楽に合わせて次々作っていく体操です。

「狐の形を指で作る」、これは、両手指とも、人さし指と小指を立てて、残りの親指と中指と薬指の先をくっつけるとできます。音楽に合わせるとより楽しい運動にもなり、間もなく始まる高校野球大会のメロディーは最高になるかもです。メロディーに合わせて体操の練習をしましたが、とても愉快でした。

 昼食後、「折り紙で遊ぼう」をテーマに身近に欲しい小物の作り方を教えてもらいました。

 色とりどりの大小の折り紙をいただき、

1 キャンディーや小物も入れられる ボックス

2 昔懐かしい お船

3 カード入れ

4 ゴミ入れボックス 

 これは、点字用紙の廃品を利用して作りましたので、しっかりしたボックスができました。ありがとうございました。

 なお、色紙の角合わせや、折り目線など合わせるのが多少難しくもありますが、まずまず、完成品を抱えて笑顔いっぱいの「ヤッター」でした。

 丁寧に折られた可愛いバラの花を若いお友達にいただきました。そっと香りをかぎたくなるようなお花です。こんなにきめ細かい花が折れるのだと、また、これを折るには、相当に指先運動をしないといけないなーと、感心しきりでした。

 童心に返り、ワクワク、ウキウキの幸せな時間をいただき、ありがとうございました。講師の方、役員の皆様、この行事に関係された出席者の皆様、本当にありがとうございました。

 こんな機会がまた、訪れますようにと願っております。

女性部 八重口 和子