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三重県視覚障害者支援センター

12. 投稿 俳句・川柳・短歌

俳句

梅雨明けと ともに来たのは だるい日々

                  浦西 真弓

鹿(しか)鳴きて 我もひとりと 想いおり

                  倉田 隆子

秋立ちぬ 二村(にそん)に架かる 飛行雲

                  白藤

川柳

虫歯でき 歯医者復活 5年ぶり

                  カラオケおばあ

年寄りの 内緒話は 宇宙まで

                  とんとんまる

短歌

吾の眼が 頼りとされる 「あいの会」 

     会計となり 出納簿買う

                  岡村 安子

盆終わり ごみを集めて 怖きこと

     火薬があれば 爆発のもと

                  柿野 豊嘉

青春の 情熱燃やす 甲子園

     古希の私も 少し元気に

 今年も夏の甲子園高校野球が開催され、毎日熱戦が続いていますが、一生懸命白球を追いかける姿や彼らの純粋な涙にはいつも感動します。数え年で古希の私は、若いころ、何に情熱を燃やしていたのだろうと振り返りながら彼らから元気をもらっています。  松阪のしょうちゃん

赤い橋 駆けるかごとき 逝った夫(つま)

     家族そろって 13回忌偲び

 赤い橋の意味は寂聴先生のご本で知りました。演歌歌手でも赤い橋を歌われています。赤い橋は怖い橋です。無理なく逝きたいものですね。  美栄子