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三重県視覚障害者支援センター

11. 投稿「同行援護(ガイドヘルパー)をやめる理由」

四日市支部 伊藤 時男

 例えば、障害者協会の事業参加などで2時間後に迎えに来て下さい(中抜き)と言われるとガイドさんは、用事もないのに1時間2時間もブラブラするのは、辛い。やっぱり、ガイドはやめますと言われてガイドさん達は、やめていく。

 これが、1番の理由と四日市市内のA事業所は、言っています。

 同行援護とは、障がい者のそばで、同行したり、代読、代筆、食事、買い物などの日常生活、社会生活において、安全に目的地へとどける事がサービスである。と書かれています。

 事業者側は、事業など参加する場合、行き帰りだけでは、時間が短い。帰りを待つ時間は、約2時間待つ事になる。

 つまり、「中抜き」されると「嫌になってやめてしまう」「収入が不安定・ガイド時間が不安定」が、理由と言っている。以上の理由から、同行援護者は、退職する。

 同行援護者が、いなくなれば単独歩行できない障がい者は、外出出来なくなって、持病の通院、冠婚葬祭、日常生活の買い物など、また、事業参加、社会活動などは、参加出来ません。つまり、引きこもりになるかも知れません。県、行政ももっと真剣になって、検討して頂きたい。

 「中抜き」については、社会参加者のガイド利用者を待つのもサービスであると変更して頂ければ解決すると思っています。

 同行援護者、ガイド利用者のみなさんは、問題は、それぞれ違うと思いますが、自分自身が、思っている事案を持って話し合う事も大切と思います。そして、問題点を集めて県・市町へ要望したいものです。一つ一つ解決していかなくては、いつまでたっても同行援護の課題は、永遠に続きます。