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三重県視覚障害者支援センター

11. 投稿 俳句・川柳・短歌

俳句

花街道 馬のいななき 祭唄

                      伊藤 ゆう子

シャボン玉 今生の人 どこの空

                       倉田 隆子

青葉風 野仏おはす 国境

                          白藤

川柳

初節句 元気に育てと 鯉のぼり

                     カラオケおばあ

八十歳 頭と心は 一年生

                      とんとんまる

(水無月会 石田 寿子選)

春眠の 大根足を ポチ枕   

長野 徳

湯豆腐を たらふく食べて 寝てしまう 

 鈴木 三枝子

オペ室に 起死回生の いのち舞う  

楠木 博子 

 

短歌

キャベツたち 旬は年中 とれている

          味わい深く 生で良しかな

                       柿野 豊嘉

窓越しに 桜眺めて 同じこと 

何度も話す 穏やかな日々

私の勤務させていただいている施設では、窓から近くに桜を見ることができます。利用者さんは毎年「ええなあ。きれいやなあ。」と喜んでおられます。認知症のある百歳に近いある女性はお会いするごとに同じ話をされますが、一緒にいると時間がゆっくりと流れ心が落ち着きます。

                   松阪のしょうちゃん

旬きたる たけのこ料理 あれこれと

          手先覚えた ごはんと煮物

 たけのこを授かり今年も美味しくたけのこ飯ができ息子たちの評判も上々でした。たけのこ煮物は、伊勢産のわかめと一緒に美味しくいただきました。

                         美栄子