10. 投稿「松浦武四郎記念館と多気ビソン見学」
津支部 活動報告
蝦夷地を[ほっかいどう]と命名したのはご存じ我が郷土三重県の人でした。旧三雲町(現松阪市)を通る参宮街道沿いの庄屋に生まれ、伊勢参りの人々から全国の情報を得ていたのでしょう。江戸末期には全国を旅し、特に蝦夷地には6度も訪問し、詳細な記録を残しています。津支部では今年の社会見学旅行の訪問先の一つとしてここを選びました。
記念館では学芸員から丁寧な案内を受けることができました。視覚障がいがあるということで、触ることのできる展示物を選んで、色々と説明を受けました。
武四郎の実物大の像、彼が描いた北海道の地図、アイヌ部落で使われていた民具や楽器、晩年に使用したというたった一畳の書斎などを触って観察できたことは大変良かったです。
彼が名付けた北海道の文字は南北の北、加えるの加、移り住むの移というものでした。予定の1時間を超えての見学でした。少し離れたところには公開されている生家もあります。
そのあと私たちは多気ビソンに移動し、秋の自然と食べ歩きやショッピングを楽しみました。
ビソンは日本最大級の商業リゾート施設ということで、宿泊・農業体験・アート体験・食事・ショッピングなどが楽しめます。日曜ということで、家族連れなどで賑わっていました。玄米を使ったみたらし団子はおいしかったです。
(2022年10月 支部長 内田 記)