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三重県視覚障害者支援センター

1. 新型コロナと熱中症に気をつけましょう

 全国の新型コロナウイルスの感染者が増加傾向にあります。今、感染が増加しているのが、オミクロン株から派生した変異株で、通称「ニンバス」と呼ばれています。とにかく「のどの痛みが強烈」と多くの感染者が訴えています。水を飲むことさえ辛い痛みだそうです。その他の症状は発熱、咳、鼻水など一般的な風邪の症状も見られます。対策としては、手洗い、うがい、マスクなど従来の感染予防をすることですが、この連日の猛暑もあり、マスク着用も躊躇します。熱中症と新型コロナウイルス感染症の初期症状が似ているため、注意が必要です。

 以下に熱中症と新型コロナウイルス感染症の症状の違いをまとめました。

(1)熱中症の症状

 ■高体温

 ■めまいや立ちくらみ

 ■手足のしびれ

 ■筋肉の痛み(こむら返りなど)

 ■頭痛

 ■吐き気や嘔吐

 ■倦怠感

 ■返事ができなくなる

 ■意識が遠のく

 ■体が痙攣する

(2)新型コロナウイルス感染症の症状

 ■発熱

 ■倦怠感

 ■頭痛

 ■筋肉の痛み

 ■寒気や悪寒

 ■のどの痛み

 ■咳

 ■味覚や嗅覚の異常 など

 いずれにせよ、これらの症状があらわれた場合は、医師に相談するようにしましょう。熱中症は、場合によっては死に至ることもあります。今年は、熱中症警戒アラートが三重県においても、何度も発表されており、9月に入っても厳しい暑さが続くことが考えられます。

 マスクの着用については、屋外で他者との距離が2メートル以上とれるときは、外しましょう。涼しい服装、日傘や帽子などで暑さを避けるようにし、のどが渇いていなくてもこまめに水分補給をするよう心掛けましょう。