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三重県視覚障害者支援センター

1. 12月3日は「視覚障害者ガイドヘルパーの日」です

 視覚障がい者が安心安全に外出するための同行援護は、制度化されて10年が経過しました。その間、同行援護を利用する視覚障がい者は拡大の一途をたどり、現在では視覚障がい者の外出を保障する仕組みとして、白杖を利用した単独歩行、盲導犬を利用した歩行とともに最も重要な外出保障の手段となりました。

 しかし、同行援護はまだまだ社会で広く知られているとは言えません。また、その担い手であるガイドヘルパーの不足が続いており、新たなガイドヘルパーの養成が喫緊の課題となっています。そうした課題を解決するためには、社会に視覚障がい者の外出を支援するガイドヘルパーの必要性を広く周知することが重要です。同行援護の充実・発展によって、人と人とのつながりが広がり、その結果として視覚障がい者の社会参加が促進され、共生社会の実現に結びつくことが期待できます。

 そこで、同行援護を創設した「改正障害者自立支援法」が成立した日(平成22年12 月3日)を踏まえ、社会福祉法人日本視覚障害者団体連合(以下「日視連」と表記)と同行援護事業所等連絡会は、12月3日を「視覚障害者ガイドヘルパーの日」として記念日認定すべく、一般社団法人日本記念日協会に申請し、この度、正式に同協会より認定を受けました。また、同法の公布日(平成22年12月10日)を踏まえ、12月3日から10日までを記念週間としました。日視連では、今後、この記念日及び記念週間を通して、同行援護等の視覚障がい者の外出を保障する諸制度の理解を促しつつ、制度の更なる発展を目指し、さらに、その支援者たるガイドヘルパーの地位向上や人材確保も同時に目指すための活動を行っていくこととしています。皆様も当記念日のご周知のほど、よろしくお願いいたします。